ヴァーミリオンは、「IDENTIFY JEWELRY(アイデンティファイジュエリー)」、自己表現を支え自分への存在証明となるジュエリーをコンセプトとしています。これは、古くからジュエリーが持ち主のタリスマン(=お守り)として、人々の体だけでなく心を彩ってきた歴史から着想したものです。
「TALISMAN DICTIONARY」では、タリスマンにまつわる歴史やメッセージをブランドディレクターの想いと共に綴っていきます。第三回目のテーマは「HORN 生きる強さを与え、人々の心を守ってきた動物の角」について。
VERMILLIONの「タリスマン」ラインは、古来より人類が身につけてきた装飾品が人を災厄から守り幸せに導くタリスマン(お守り)であったという歴史に着想したコレクションです。
今回はその中からHORN(ホーン)モチーフをご紹介します。
生命力や強さを象徴する動物の角は、VERMILLIONにとって特別なタリスマンです。
VERMILIONでは、ジュエリーを「自分らしく踏み出す勇気と自信をくれる、私への存在証明」として考えています。古代文化の装飾品の中で多く見出された動物の牙や角は、人間にとって力の象徴であり、人を勇気づけ鼓舞するものだと考えられてきました。
力の弱い草食動物のみが牙や角をもち、肉食動物に勝つための力を身につけたように、人間も自由を手に入れるために、勝つための力を身につけたかったのかもしれません。
戦国武将たちは鹿の角を兜に使用するなど、古くからその力を信じ、ゆるがない存在の象徴として愛用した歴史があります。また、西洋では尖ったフォルムは魔を跳ね除け、他のタリスマンの力を増幅させるとも言われました。
このようなエピソードから、HORNアイテムは地金のみでスタイリッシュに表現し、様々なジュエリーとのレイヤードをお楽しみ頂けるデザインに仕上げています。まさに角そのもののようなフォルムのHORNシングルキャッチは、ORBEピアスやお手持ちのピアスに程よい強さやモード感を加えられるアイテムです。
https://vermillion-jewelry.com/products/dssz2001h-si
草食動物が、他者を傷つける狩りのためではなく身を守り生きるために角や牙を使うように、HORNが、自分に自信や誇りを持つためのお守りになればと願います。
自由をためらう瞬間にHORNが心強さとなり、一歩踏み出す支えになりますように。