「ZODIAC COMPASS　ルーシー・グリーンの星座指針ー太陽の黄道で時流を知りあなたの行動を見つけるー」は、人気占い師、ルーシー・グリーンによる占星術のコラム。太陽の道、黄道にある今のトレンドの星座を知れば、時流がわかる？
12星座に親しみ、占いと楽しく付き合う行動指針。第11回は「蟹座　I  feel. 」。

蟹座　I  feel.

「気にしすぎ」。さっき友だちにそう言われちゃった。確かにワタシって時々、めんどくさい。頭では分かっていることも、心が追いつかなくて立ち止まってしまう。自分でも、もっと器用になれたらとは思うのだけれど…そう感じることがあるなら、それはあなたの中の蟹座がサインを出しているのかも。今、太陽が訪れている黄道十二星座は、蟹座。

キーワードは、「 I  feel .（私は、感じる。）」。星占いでは、感受性の星座とされています。季節は、春の新生活で出会った人たちと段々と気心が知れる夏の始まりの頃。少し気持ちがゆるんで隠していた不安が、不意に顔を出すことも。だけど蟹座のエッセンスを取り入れたなら、自分の気持ちを見せることも怖く無くなるかも。

さて、蟹座のエッセンスとは？

RELAX ー 等身大の自分を思い出す

星占いでは、星座の順番にも意味があります。今からお話しする蟹座の1つ手前の星座・双子座で、好奇心を発揮する楽しさを感じました。前回記事→「 zodiac compass No.010　双子座   I think . 」

双子座は、子どもが学習の場に通うようになりクラスメイトとコミュニケーションを楽しむ頃を表す星座でした。蟹座は言うなればその放課後。自宅に帰ってきてソファでくつろぐ時間。ママがキッチンで作る夕食の匂いや香りに包まれ安心している甘えたさんのイメージです。

あなたはもう立派な大人ですが、誰しも心の中にはそんな子どもがいるもの。仕事の合間にカフェオレを飲んでほっと一息つく時や、家族や昔からの友人と過ごす時などに、その「自分の中の子ども」に出会えるでしょう。蟹座は、背伸びをやめて等身大の自分に戻るのを喜びます。「ずっとここにいていいよ」。あなたが何者であれ、そして何者でなくとも、ただの自分で受け入れてくれる場所や人とのひとときが蟹座のエッセンスを呼び起こしてくれます。

WAVE ー 感情の波に守られて

そんな心安らぐ場所では、素顔の気持ちが現れます。

12星座を4つのグループ「火・風・地・水」に分けると、蟹座は「水」のグループの星座。水の星座が大切にするのは、「感情・気分・共感」。蟹座の季節には想いが泉のように、いきいきとあふれてくるでしょう。

ですが、感情とは「喜怒哀楽」。嬉しさだけではなく、むかっ腹が立ったり寂しさにさいなまれるような、ネガティヴな想いも感情のひとつです。「仕事の場では、泣いちゃダメ。」とは社会人の基本かもしれませんが、人が人である以上、感情は切っても切れないもの。職場では我慢できても、家に帰り着いた時に涙があふれてくる経験、あなたにもあるかもしれませんね。

そんな時にひとりになる時間は、誰にも必要なものです。自分の内側にこもり、心が回復するのをゆったりと待つ時間。蟹座はどんな感情も否定せず、受け入れ包みます。あなたも、自分の波を許してあげましょう。そうして自分の心を温められる自信がつけば、周りの人の心の波も受け止めてあげられるようになるでしょう。あなたが、誰かの等身大の自分に戻ることのできる「居場所」になるのです。

＜今月の行動指針＞　フィーリングを否定しない

仕事服から、ルームウェアに着替えると肩の力がすっと抜けていきます。疲れた身体を、湯船に沈めれば自然と呼吸がゆるやかに。どんなに寂しい時も、怒りが収まらない時も、あなたを包む愛はそばにあります。「泣いていいよ、また笑える日まで。」今夜はそんな風に心に声をかけてあげましょう。蟹座は母なる星座とされています。あなたが、あなた自身の優しい親になって。たくさん涙を流した後の笑顔は美しい。今月は等身大のあなたで過ごせるといいですね。

それでは、あなたの蟹座の季節が素敵なものとなりますように。

2023年の蟹座の季節
6/21 夜23:58頃 〜 7/23 朝10:49頃まで

象徴するワード
I  feel . （私は感じる）

象徴するアイテム
乳製品、牡蠣、真珠、珊瑚、百合、母親、母性、養育者、妻、嫁、家、家族、子ども、感受性、村、地元、環境、泉、温泉、湖、河川、カフェ、胸、胃、月など。

ファッションイメージ
パールや珊瑚、ムーンストーンをあしらったジュエリー、コンサバ（保守的な）、デコルテがきれいに見えるボートネック、エプロン、ボーダー、ギンガムチェック、あどけなさ、など。